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坂本文郎氏による2022年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ.:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~の楽曲分析です。
この曲を課題曲に選ぶ場合、5分弱の長さに対応するため、自由曲は6分前後の曲を選ばなければならないという問題があります。
それが理由で選から外してしまう団体は多いと思いますが、私は近年の課題曲の中でトップクラスに楽しめる曲なのではないかと考えています。
課題は曲の長さの他に、音色にこだわらなければならない点にあると思います。
音色を探し出す作業は、とても音楽的で楽しい作業と思います。
しかしコンクールで技術を競うと考えると音色にこだわってはいられないと思う向きもあるかもしれませんが、団体の個性を生かしながら音色を作れる時間を楽しんでほしい…
そしてその作業はとても音楽的であることを申し上げておきます。
和声と言っていいのかどうか微妙なところですが、曲の多くの部分は例えばC音に対してF音とG音の完全4度が使われています。
日本音楽らしさはこの和声で作られますので、この和声をしっかりと感じることが大切です。
さらに時折現れる西洋音楽の和声との響きの違いを効果的に表現すると美しくなるでしょう。
最後に使われている4つの山形民謡は、元になる音楽をいろいろ聴いてください。
1種類ではなくいくつかの音源を聴くことをお薦めします。部分的な解説ではエリアを分けていますので、参考にしていただけると幸いです。
さらにスキルアップしたい奏者のみなさんへ
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